高分配のETFで人気のグローバルX社のETF カバード・コールETFの分配金が発表されましたので更新します。
NASDAQ100のオプション売買のQYLD, QYLG, QRMI、S&P 500のオプション売買のXYLD, XYLG, XRMI、あとはRussell 2000のRYLD, RYLG、Dow 30のDJIAの今月の分配金をまとめています。先月漏れていましが、Russell 2000のカバードコール50ETF【RYLG】が登場していましたので、新しく追加しました。今のところ、楽天証券やSBI証券では取り扱いがありません。
グローバルX社のカバード・コールETFは大きく分けて、カバードコールETF、カバードコール50ETF、リスク管理・インカムETFの3種類になります。
カバードコールETF
4指数(NASDAQ100、S&P 500、Russell 2000、Dow 30)すべてにあります。それぞれ対応する指数のコール・オプションを売却し、オプション・プレミアムを受け取ります。
カバードコール50ETF
NASDAQ100とS&P 500、Russell 2000があります。カバードコールETFとは違い50%分だけ、コール・オプションを売却し、残り50%で値上がり益を狙えます。ここがカバードコールETFと違うところ。
リスク管理・インカムETF
カバードコールETFに加え、同指数の5%アウト・オブ・ザ・マネーのプット・オプションを買うことで、暴落時に備えて保険を掛けるイメージです。ただし、プット・オプションを買う代金を支払うので、コール・オプションによって獲得したプレミアムが少し減ります。
2022年11月の分配金
というわけで、11月の分配金がこちら。
今月はDJIAが満額ではありませんでしたが、QYLD、XYLD、RYLDはほぼ満額の配当になりました。また、カバードコール50ETFも0.5%、リスク管理・インカムETFのQRMIやXRMIは1%になっており、こちらもほぼ満額になっています。DJIAは先月と比べて減額になってますが、他は株価が上がっているので分配金も増えています。XRMIは横ばいです。
そして、各指数のボラティリティ指数はこちら。VXNがNASDAQ100、VIXがS&P 500、RVXがRussell 2000、VXDがDow 30のボラティリティ指数になります。
カバードコールETF
カバードコールETF QYLD、XYLD、RYLD、DJIAの分配金・株価の推移はこちら。
■と◆のプロットが重なっていれば満額。■のプロットが◆のプロットを下方向に乖離していれば満額になっていません。XYLDやDJIAは■と◆の乖離が大きく、分配金が満額(1%)出来ていない傾向が強く、逆にQYLDやRYLDは■と◆が重なっている期間が多いので、分配金が満額(1%)出ている傾向が強いと言えます。
カバードコール50ETF
カバードコール50ETF QYLG、XYLG、RYLGの分配金・株価の推移はこちら。
昨年は、比較的 ■と◆の乖離が大きく、分配金が満額(0.5%)出来ていませんでしたが、今年は■と◆が重なっている期間が多いので、分配金が満額(0.5%)出ている傾向が強いと言えます。QYLG、XYLGとも株価が下落している為、分配金額は減っていますが、満額の0.5%出ています。RYLGはデータが少ないのですが、2回ともほぼ満額の分配が出ています。
リスク管理・インカムETF
リスク管理インカムETFの分配金・株価の推移はこちら。
設定初期は、■と◆の乖離が大きく、分配金が満額(1%)出来ていませんでしたが、2022年6月からは■と◆がほぼ重なっており、分配金が満額(1%)出ています。
まとめ
今月はDJIAは違いましたが、それ以外はほぼ満額の1%もしくは0.5%になりました。RYLGが日本で取り扱いされるのはいつになるのでしょうか。また、次登場するのは、リスク管理・インカムETFのRussell 2000か、カバードコール50ETFのDow 30がでるのかちょっと楽しみですね。
ちなみに、今月は買い増ししませんでした。
ではまたー。
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