JPモルガン プレミアム インカム ETF【JEPI】【JEPQ】

米国株

J.P.モルガン・アセット・マネジメント社のJPモルガン・米国株式・プレミアム・インカムETF【JEPI】のNASDAQ版【JEPQ】の取り扱いが始まっていますので、どんなETFなのか書いていきます。

JPモルガン・米国株式・プレミアム・インカムETFとは?

J.P.モルガン・アセット・マネジメント社が運営しているETFで高配当のETFで、JEPIとJEPQの2種類あります。仕組債が20%、株式が80%の構成になっており、JEPIがS&P500採用銘柄中心、JEPQがNASDAQ100採用銘柄が中心となっています。両者の違いはJEPIがS&P500採用銘柄の低ボラティリティの銘柄が中心なのに対して、JEPQはNASDAQ100の大型成長株中心になっている点だと思います。仕組債については楽天証券に解説ページがありましたので、リンク張っておきます。

JEPI

20%を上限に、仕組債、エクイティ・リンク・ノート(ELN)が組み込まれており、オプションの売りによりインカムを狙うようです。残りの約80%で、S&P500採用銘柄を中心に低ボラティリティな銘柄に投資し、この部分で株価の値上がり益を狙うようです。

JEPQ

JEPI同様に、20%を上限に、仕組債、エクイティ・リンク・ノート(ELN)が組み込まれており、オプションの売りによりインカムを狙うようです。また、約80%で、NASDAQ100採用銘柄が中心に大型成長株に投資し、この部分で株価の値上がり益を狙うようです。

組み入れ銘柄の構成

次にJEPIとJEPQの構成銘柄をS&P500はVOO、NASDAQ100はQQQと比べながら見ていきます。

JEPI

JEPIとVOOの株式の上位10銘柄はこんな感じになっています(11/1時点)

JEPIはVOOと違い情報技術セクターの比率が多くなく、いろんなセクターに分散しています。情報技術セクターの配分が少ないので低ボラなのかなって勝手に思っていますw

JEPQ

JEPQとQQQの株式の上位10銘柄はこんな感じになっています(11/1時点)

JEPQの株の構成比率はQQQを非常に近くなっていました。これは、JEPIがS&P500採用銘柄の低ボラティリティの銘柄が中心なのに対して、JEPQはNASDAQ100の大型成長株中心になっているためだと思います。

株価の推移

次にJEPIとJEPQの株価の推移をS&P500はVOO、NASDAQ100はQQQと比べながら見ていきます。

JEPI

設定来は約+10%になっていますが、2021年末に約+28%上昇し、2022年は約20%ほど下落し、8%ほど戻しています。一方、VOOは同期間で、約60%上昇し、2022年は約25%ほど下落し、10%ほど戻しています。こうして見ると低ボラティリティの銘柄中心の効果が見られています。

JEPQ

2022年5月からのまだ新しいETFの為、データは少ないのですが、上場来で15%ほど下落しています。直近は下げ止まり、少し戻しているようには見えるもののかなり厳しい滑り出しかと思われます。構成銘柄もQQQと近いので株価の値動きも近い感じになっています。このまま同じ動きをするのであれば、上昇局面では値上がり益を確保しつつ、分配金も得られるETFになるのかと期待しています。

分配金の推移

JEPI

最近は分配金多めになっていますが、平均するとおおよそ0.4ドル/月で12ヶ月で5ドルくらいになります。平均の利回りは9~10%です。直近の利回りは13%越えています。ELNのオプションの売りでインカム分を稼いでいるようなので、ボラティリティが高い相場では分配が大きく、低い相場では分配金が小さくなるような傾向があるように思います。

JEPQ

JEPQは上場してからまだ期間が短いのですが、傾向はJEPIと同じだと思います。NASDAQの方がボラティリティが大きいので利回りも高く10~12%になるのではなかろうかと思っています。

まとめ

JEPI、JEPQはJ.P.モルガン・アセット・マネジメント社が運営しているETFで、株式約80%、ELN20%で構成されています。20%分のELNのオプションの売りによりインカムを得るETFになっています。分配分に関しては、GobalX社のカバードコールETF(QYLDやXYLD)に似た感じをイメージすればいいかと思います。

経費率は0.35%なので、QYLD、XYLDの0.6%と比べても安くていいと思います。全力買いはしませんが、RYLDを合わせて少しずつ買っていこうとは思っています。

ってことで、ではまたー。

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