高分配のETFで人気のグローバルX社のETF カバード・コールETFの分配金が発表されましたので更新します。
NASDAQ100のオプション売買のQYLD, QYLG, QRMI、S&P 500のオプション売買のXYLD, XYLG, XRMI、あとはRussell 2000のRYLD, RYLG、Dow 30のDJIAの今月の分配金をまとめています。
グローバルX社のカバード・コールETFは大きく分けて、カバードコールETF、カバードコール50ETF、リスク管理・インカムETFの3種類になります。
カバードコールETF
4指数(NASDAQ100、S&P 500、Russell 2000、Dow 30)すべてにあります。それぞれ対応する指数のコール・オプションを売却し、オプション・プレミアムを受け取ります。
カバードコール50ETF
NASDAQ100とS&P 500、Russell 2000があります。カバードコールETFとは違い50%分だけ、コール・オプションを売却し、残り50%で値上がり益を狙えます。ここがカバードコールETFと違うところ。
リスク管理・インカムETF
カバードコールETFに加え、同指数の5%アウト・オブ・ザ・マネーのプット・オプションを買うことで、暴落時に備えて保険を掛けるイメージです。ただし、プット・オプションを買う代金を支払うので、コール・オプションによって獲得したプレミアムが少し減ります。
2024年2月の分配金
というわけで、2024年2月の分配金がこちら。
今月はQYLD, RYLDがほぼ満額支給でした。XYLDはちょっとしんどいですね。
QYLDは去年の2月より分配金が多くなっていますが、XYLDはかなり厳しくなっています。
そして、各指数のボラティリティ指数はこちら。VXNがNASDAQ100、VIXがS&P 500、RVXがRussell 2000、VXDがDow 30のボラティリティ指数になります。再度20割れ。RVXのみ耐え。
カバードコールETF
カバードコールETF QYLD、XYLD、RYLD、DJIAの分配金・株価の推移はこちら。
■と◆のプロットが重なっていれば満額。■のプロットが◆のプロットを下方向に乖離していれば満額になっていません。XYLDやDJIAは■と◆の乖離が大きく、分配金が満額(1%)出来ていない傾向が強く、逆にQYLDやRYLDは■と◆が重なっている期間が多いので、分配金が満額(1%)出ている傾向が強いと言えます。
カバードコール50ETF
カバードコール50ETF QYLG、XYLG、RYLGの分配金・株価の推移はこちら。
昨年は、比較的 ■と◆の乖離が大きく、分配金が満額(0.5%)出来ていませんでしたが、最近は■と◆が重なっている期間が多いので、分配金が満額(0.5%)出ている傾向が強いと言えます。
リスク管理・インカムETF
リスク管理インカムETFの分配金・株価の推移はこちら。
設定初期は、■と◆の乖離が大きく、分配金が満額(1%)出来ていませんでしたが、2022年6月からは■と◆がほぼ重なっており、分配金が満額(1%)出ています。
まとめ
今月の分配金を一覧にまとめました。
QYLD | XYLD | RYLD | DJIA | QYLG | XYLG | RYLG | QRMI | XRMI | |
2024年1月 | 0.179 | 0.314 | 0.165 | 0.086 | 0.150 | 0.109 | 0.146 | 0.172 | 0.190 |
2024年2月 | 0.177 | 0.302 | 0.163 | 0.099 | 0.151 | 0.108 | 0.158 | 0.173 | 0.192 |
合計 | 0.356 | 0.616 | 0.329 | 0.185 | 0.301 | 0.217 | 0.304 | 0.345 | 0.382 |
ではまたー。
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