2023年は、どのセクターに期待できるのかまとめました。
セクターとは
主に、Global Industry Classification Standard (GICS:世界産業分類基準)で分類されているセクターが用いられます。このGICSは、MSCIとS&Pに開発され、11のSECTORの下に、24のINDUSTRY GROUPS、その下に69のINDUTRIES、さらに下に158のSUB-INDUTRIESが分類されています。
GICSで分類された11セクターは下の通りです。
- Energy (エネルギー)
- Materials (素材)
- Industrials (資本財)
- Consumer Discretionary (一般消費財)
- Consumer Staples (生活必需品)
- Health Care (ヘルスケア)
- Financials (金融)
- Information Technology (情報技術)
- Communication Services (通信サービス)
- Utilities (公共事業)
- Real Estate (不動産)
セクターローテーションとは
セクターローテーションとは、景気や金利の状況により、良いパフォーマンスが期待できる業種(セクター)が移り変わっていくことを言います。下の図のように、経済状況を金利と景気を4つに分け、この4つの相場は時計回りに循環していきます。この4つの相場でそれぞれのセクターに強弱があることを表しています。
2022年強かったセクターは?
2022年強かったセクターはどこだったのでしょうか。下の図は12/20時点での各セクターの株価の推移になります。やっぱりエネルギーセクターの圧勝ですね。エネルギーしか勝たん。エネルギー半端ないって。エネルギー無双状態ですね。
月毎のパフォーマンス順はこんな感じ。来年は公共事業、ヘルスケア、生活必需品セクターが来るんですかね。
各セクターETFに含まれる銘柄
ここからは各セクターETFに含まれる個別銘柄を見ていきます。各ETFのデータはBloombergからの2022/12/30時点のデータを引用しています。
Energy (エネルギー)
Materials (素材)
Industrials (資本財)
Consumer Discretionary (一般消費財)
Consumer Staples (生活必需品)
Health Care (ヘルスケア)
Financials (金融)
Information Technology (情報技術)
Communication Services (通信サービス)
*XLCは設定からまだ5年経っていない為、3年リターンを表示。
Utilities (公共事業)
Real Estate (不動産)
まとめ
2022年はエネルギーセクターが強く、強くって言うか圧勝でした。サイクルの順でいくと生活必需品、公共事業、ヘルスケア、通信、そして不動産、金融、テクノロジーに移っていくのかと思われます。
ってことで、ではまたー。
※最終的な投資判断は自己責任でお願いします。
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